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2007年5月 3日

フラット化する世界 (上・下) - トーマス・フリードマン

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世界的に有名なジャーナリストであるトーマス・フリードマンが、世界を回って自身で見たことをレポートした本です。

ウェブの発展により、「情報の送信のコストが限りなくゼロに近づいている」ため、その情報に関して世界的に再編が起こっているという話です。
たとえば、現在アメリカでは会社の会計情報をはじめとする情報をインターネットを通じてインドに送り、インドでその集計情報などを作ってしまうというアウトソーシングが盛んに行われて居ます。
また、ウォールマートやUPSなどの情報をうまく使った企業の戦略や、グーグルによる個人での情報へのアクセスなどが実際にフリードマン自身が見たこととして説明されています。

また後半では、この情報化の世界で生き残れる人間とはどのような人間か、この情報化の時代で子供を教育するにはどうするのが良いかなどが考察されています。
最後にはこの情報化が最新のテロなどにも使われてしまっているという悪い側面も紹介されて居ます。


このフリードマン自身はジャーナリストであり、コンピュータやウェブの専門家では無いので、技術的なところはあまり深い考察はありません。
ただ、ジャーナリストとしての、その技術の変化がもたらした社会の変化については非常に詳細に調査されていて、技術者では見落としてしまいそうなことまで言及されており、非常に興味深い内容になっています。

個人的に一番興味深かったのは、最後の悪い側面もしっかりと言及されていることです。
多くのウェブ関連の本では、いい側面ばかり書いてあるのですが、ここではしっかりと現実を見てテロなどとの関連もしっかりと書いてくれているのが興味深いと思います。
(もちろんアメリカという国の事情もあるのでしょうが)


フラット化する世界(上)


フラット化する世界(上)
トーマス・フリードマン (著)
伏見 威蕃 (翻訳)
¥ 1,995 (税込)


フラット化する世界(下)


フラット化する世界(下)
トーマス・フリードマン (著)
伏見 威蕃 (翻訳)
¥ 1,995 (税込)


  1. 次世代ウェブ グーグルの次のモデル - 佐々木俊尚
  2. ウェブ進化論 - 梅田 望夫
  3. フューチャリスト宣言 - 梅田 望夫, 茂木 健一郎
  4. ウェブユーザビリティの法則 - スティーブ・クーグル
  5. ウェブ人間論 - 梅田 望夫, 平野 啓一郎



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